弊社上海HSTは用友代理店を担当しており専用サイト「用友財務.COM」でも導入事例をご紹介しております。

システムの打ち合わせ時にお客様のご要望を加味して用友U8と弊社SparkERPソフトと連携して開発導入を実施する場合もございます。

今回は過去にSparkERPの販売管理、購買管理と用友U8システムを連携導入した実例をご紹介。

システム連携導入のポイント


用友U8単独の導入ではなく、なぜ弊社ERPソフトと連携して開発導入を行うのでしょうか?過去のお客様の声を元に導入に至った背景をご紹介します。

用友U8は中国で知名度の高い財務会計ソフトです。またU8シリーズはERPソフトの一面もあり、販売管理や購買管理などの仕組みも持ち合わせています。

弊社SparkERPシステムも同様に販売管理や購買管理の仕組みがあり、両者間の開発メリットやお客様の業務内容をヒアリングして用友単独での導入、もしくは弊社ERPとの連携導入を判断の上、システム二次開発をしています。

弊社システムを連携導入する背景として、日本からアクセスしシステム利用が必須、より日本の意向に合せた業務開発が必要、日本語で表示が必須の場合などで弊社システムを採用いただいています。

用友U8とSpark連携導入例

導入事例1(日用品製造業)


利用環境として中国の2拠点と日本の本部の合計3拠点でシステムを共有利用。

上海本部側で販売管理と購買管理、債権管理、債務管理、原料在庫、製品在庫を弊社Sparkで管理。弊社Spark内の管理データで仕訳に関係するデータは財務部利用の用友U8にデータ連携

日本本部と外出の多い営業スタッフはVPN経由で販売管理データ、債権管理を確認。

実際の在庫管理を行う製造工場は上海本部に接続して在庫管理データ更新を行っています。

財務部の意向として営業スタッフや購買スタッフと債権&債務データを共有したい。

ただし外出の多い営業が外出先でも気軽に確認が取れる仕組みが理想、という事でWEBシステムである弊社Sparkを採用してもらった背景があります。

導入事例2(貿易業)


事例1よりシンプルなシステム導入ですが、やはり同じ用に日本からのデータ確認が必要とのことで在庫コスト、在庫管理、受注管理、購買システムをSparkにて管理。

日本から自由にデータ確認ができる環境を構築。

Sparkデータより仕訳データを財務部の用友U8に転送し自動連携を採用しています。

貿易業で購入品をそのまま販売するため、原料と製品の在庫管理という概念はありません。

また購買管理では購入した製品がどのエンドユーザーへ販売される品か、受注管理では受注先がどのエンドユーザーに販売する品か、購買管理と受注管理で紐付けて管理する仕組みが必要となり、Sparkでの二次開発を採用することにしました。

導入事例3(製造業)


生産管理のBOM構成が1製品あたり100品種の仕掛品や部品構成がある中国の工場にて購買管理と受注管理、原料・製品管理をSparkで対応。

購買管理は日本側からもシステム確認が必要だったため、関連する部分を全てSpark開発する運びとなりました。

購買データは、日本側で製品単位のコスト計算に用いる目的があり共有化が必要でした。そのため日本より直接アクセスし必要データを出力。管理データとして利用しています。

記事のまとめ

如何でしたか?用友U8は中国国内シェアも高く、財務スタッフの操作者も多いため財務利用部分は用友U8の導入を勧めております。

その他の業務部分についてはお客様のニーズを確認して用友U8での導入、場合によっては弊社ERPでの導入にて業務改善を進めております。