工場の個体管理で利用する現品票(エフ)。「社内現品票」の場合は原料や部材の在庫数や注文数を元に作成した「生産計画表」のデータより現品票を作成して製造を始めるお客様が多いのですが、手作業や表計算入力による現品票発行の運用では、製造工程の効率化が行えません。

今回はQRコード付きの現品票管理をシステム化した導入事例をご紹介します。

現状の現品票の発行運用イメージ


システム導入した企業様は当月や今週などの生産計画表の作成時、原料・仕掛品・製品などの在庫数量とメーカーから入手する注文数量データを反映し表計算の生産計画表フォーマットに数量を入力し作成。

また同様に表計算ソフトで現品票フォーマットを準備。生産計画表の情報を入力し現品票を発行していました。

なお他の企業様では表計算ではなく、品番、数量、ロットなどの情報を目視で確認。印刷された現品票フォーマットへ情報を手書きし製造を開始する場合もあります。

現品票発行システムを利用した運用イメージ


生産計画表の作成は今までの運用を継続。作成した生産計画表データを弊社現品票システム環境に取り込み(インポート)ます。

インポート後は自動的に品番、数量、ロット等の情報を生産計画表データより取得し、現品票を出力する仕組みに運用をカイゼンしました。

カイゼンの大きなポイントは現品票にQRコードを追加した点です。

QRコードを追加した現品票の運用ポイント


現品票にQRコードを付与しシステムから発行する運用は何がポイントなのでしょうか?

今回のお客様は、次のステップでハンディターミナルの活用を見据えて現品票システムを導入しました。

今までは各工程で現品票より作業日報を手書きしていた運用をハンディターミナルによる実績収集のシステム化により廃止。

各工程での手書き運用は「ハンディターミナル」でスキャンするだけで完結するため、人員中心の作業で生じるヒューマンエラー防止となります。

また手書き作業はヒューマンエラー以外に作業効率も落ちるのですが、QRコードのスキャン運用で作業効率化と作業精度のアップが図れます。

なお各工程間でスキャンするため、リアルタイムに各工程単位の在庫数の見える化が実現できるのも、システム導入のポイントとなります。

在庫数の把握だけではなく「どの工程でどの担当者が工程製造を担当したか?」データ収集も可能になり、現品票のQRコード化はトレース運用の第一歩となります。

現品票発行システム化のまとめ

如何でしたか?

手書き中心や表計算を使った現品票発行を実施してQRコードやバーコードが無い現品票をご利用中の企業様、現品票発行のシステム化は業務改善の第一歩になる点がご理解いただけたかと思います。

中国で工場の業務改善を行いたい総経理様、工場長様、現場担当者様、一度上海HSTにご相談ください。実際に現場確認を行い企業様に合致するご提案を行います。