日本のニュースでも取り上げられる機会が多くなった製造工程での原料混入の問題。日本で起きる問題は、なおさら中国で起きるのでは?そんな懸念をお持ちの工場関係者様も多く弊社では原料投入ミスを防止するシステムをご提供しています。

誤投入防止には前工程である秤量工程、更に前工程の原料在庫から原料管理を行う必要があります。ここでは秤量工程及び投入工程をシステム化する仕組みをご紹介します。

原料誤投入について


原料の誤投入は本来投入すべき原料が不足していた、違う原料を投入した、必要な重量と違う重量を投入した等の様々な原因が考えられます。

工場の生産ラインでは複数のラインが同時に稼働し多品種の製品を製造。そのため原料を倉庫から払い出した時点、投入前段階の秤量の時点、小分けした原料の準備の時点、準備した原料を各ラインにセットした時点などで誤りが生じます。

原料の誤投入を抑止するシステム紹介

実際にどのようにシステムで管理すれば原料の誤投入を防止できるのでしょうか?

原料倉庫から始める誤投入管理

お客様の現場環境によりますが、現場にシステム未導入の場合は原料倉庫の管理からシステム化を始めるご提案をしています。原料倉庫で保管する原料に「QRコード付与」の「原料ラベル」で社内管理を依頼しています。

仕入先から既にラベルが貼り付けてありQRコードが付与している場合もありますが、一般的に仕入先より貼り付けられるラベルは仕入先の用途のための情報が入っており、社内で利用が出来ない場合が多く、そのため貼り替え作業から依頼しています。

入庫時にラベル発行が煩雑で作業を行いたくない、というお客様には原料払出し時にラベル発行など他の方法で原料管理の依頼をお願いしています。

秤量作業は色分け画面表示で見やすく分かりやすく


投入の前段階である秤量工程では粉体や液体など投入する調製工程で必要となる原料を製造指示書(指図書)に基づいて秤量を実施します。

一般的な秤量作業は指示書に記述された原料重量を確認し容器を秤にセット。目視で秤のメモリを確認し小分け作業を行います。


弊社システムは秤データを連携することで液晶画面に秤量中の重量データを表示。メモリ表示よりも見やすく、目的の重量に対して秤量重量の状態(不足・超過・適量)を、それぞれ異なる色で見やすく表示し見た目でも分かるよう設計しています。

必要な秤量データに達成するとラベルプリンターより秤量した原料情報が印刷されたラベルが発行。小分け用の容器にラベルを貼り付けて投入工程に進みます。

なおラベルは目標の秤量値に達成すると自動的に発行。液体は秤量時に液体が揺れて重量が定まらない場合もあるため、揺れが収まるまでの数秒間をシステム側で設定も可能です。

誤投入を事前に判断!電磁ロックでヒューマンエラーを防止


秤量後に原料投入の工程に進みますが、秤量が正確でも製造ラインが複数あると誤って違う製造ラインに原料を運んでしまう事故も発生します。

そのため弊社システムで製造指示書データをハンディターミナルで選択し、正しい原料が指定の投入口に運ばれているかをスキャン判断

指示書に記載された投入口と原料コードが一致すると投入口に設置したロックが解除され投入作業を開始できます。

指示書の組み合わせが違う場合はハンディターミナルにエラー表示とロックが解除されず誤投入を未然に防止することが可能です。

秤量と誤投入システムまとめ

如何でしたか?弊社の誤投入防止システム。既に導入実績もありお客様の工程管理に合わせたカスタマイズも可能です。

総経理の皆様、工場関係者様、一度弊社までご相談ください。投入アプリについてはデモソフトをご準備できますので、実際に手にとってシステムの感触を判断されて下さい。